根頭癌腫病の治療法は?

武田のマイシン(HCにて入手可能)またはアグレプト液剤(農薬専門店専売)の何れかを用意して、
前もってこれらの高濃度希釈液(10倍)を準備して下さい。
良く切れる小刀等で癌を余すことなく切除した後、
上記希釈液を歯ブラシ等でこすり付ける様に切除口に塗布して下さい。
1〜2ヶ月後、治療箇所を観察の上もし再発していた場合、同じ手順で治療を繰り返して下さい。
繰り返し実施すれば何れ同じ箇所の再発は無くなるはずです。
また上記薬剤の200倍液を1ヶ月に一回潅水すれば、より再発予防に効果的です。

この病気に冒されるとその株は完治する事はありませんが、だからと言って
すぐ枯れ死する事も滅多に無く、また他の株に感染する確率もかなり低いです。
根頭癌腫病はバラ科特有の病気ですが、個体の中に存在する病原菌の数はあまり多く無く、
地上部まで癌形成になるケースは殆どありません。
出来ましたら羅病した薔薇を処分する事無く,病菌と共生させたままその寿命を
終わらせて下さいましたなら、誠に幸いです。
因みに、当方の庭にも2本羅病した株があります。
しかし早15年以上毎年元気に花を咲かせています。


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